貧困層とは何ぞや

日本の「貧困問題」 6人に1人が貧しい状況とは? (ZUU online) - Yahoo!ニュース



昨今、日本でも『貧困』という言葉があらゆるところでみられるようになった。日々の生活もままらない人たちを貧困と称するのだが、では『貧乏』と何が違うか。貧乏は貧困よりはましな生活状況とされている。どちらにせよ生活が窮することには違いがない。色々な事情があってのことであり、また負の連鎖ともいわれるようにもなった。親が貧乏なら子も貧乏である。ということだ。必ずしもそうとも言えないお涙頂戴的な話がゴロゴロしてますよね。特にハリウッドスターはこの手の話が多いように見受けられます。ですから連鎖については一概には言えないが、その可能性が通常よりも高いということでしょう。


今の世の中は、無い物が無いと言われるほど豊です。欲しい物は何でも購入でき、また商品と商品の比較もユーザーが納得するまでじっくり行うことも可能。ネットで注文すればたいていは24時間もあれば手元に届けられるという物流サービスも充実している。
そんな世の中に置いて行かれるようになっているのが貧困世帯であろう。
実は私もその貧困時代を経験した一人である。明日の千円どころか今日の100円がないという生活だ。電気、ガスは当たり前に止まっていたし誰かにご飯を奢ってもらわないといけない状況でもあった。では何で脱したか。働く以外方法がない。寝ずに働きましたよ。昼夜と二足の草鞋でとにかく働いた。昔も今も貧困を脱する方法はそれしかない。資金援助をしてくれる誰かがいれば別だが、そうでないのなら働くしかないのだ。それでも脱しきれないのは生活資金の何かを見直すしかない。


でも今は昔よりもはるかに周知された生活保護というものがある。月の収入が最低生活費を下回る場合は、その差額分を保護費で賄えるという制度だ。私はこの制度はもっと活用されるべきじゃないかなと思ったことがある。今でも時々思い出されるのは、大阪市で母子が餓死したという事件だ。最後におなか一杯食べさせてあげたかったという母親のメモも見つかり、あの時はとても胸が締め付けられ喉の奥がグーっと痛くなった。この平成の時代でも餓死がある。もっと周りに助けを求めやすい世の中にならないと、生活保護の申請を出すことが敷居が高いようでは駄目だと思う。勿論、財源はどこかとなれば国民が納めている税金だ。税金で生活してるくせにと、生活保護者を叩く傾向にあるが、そもそも税金のお世話になっていない者はどこにもいない。まず一歩として我々は生れた数日後には既に税金のお世話になっているのだ。それが俗にいう医療還付金(出産還付金)。その後も予防接種なども税金から賄われ親の負担がなかったこともある。細かなことを挙げればきりがない。だから金額の程度に差はあれど、税金の世話になってない人間などいないのだからそういう人を安易に叩いてはいけない。


今後、さらに貧富の差が広がるのは当然起こりうる。貧困世帯をなくそうと国から動くのではなく、貧困生活を送ってる本人も行動を起こしその生活から脱することをお勧めしたい。